第7弾は「神奈川県クラブチーム連合」のうちの一つであるEMANON B.B.C 戸塚の選手兼任監督を務められている小池章夫さんのコメントをご紹介いたします。

小池章夫さん
まず初めに、この度はチャリティーマッチと言う貴重な機会に参加できます事、関係者皆様には心より感謝申し上げます。
2011年3月11日。震災当日は平日金曜日と、通常なら会社がありますが、その日は偶然にも代休により会社をお休みしておりました。まさにジムに出かけようと家の玄関を開けた瞬間、未曾有の大震災が発生致しました。
私にとって震えが一向におさまらず、地震発生後、何時間もテレビで現状を把握しようと必死になっていた事を鮮明に覚えております。その頃は、IT業界で勤務をしており、システム系の営業を行っていました。
大震災が発生した約2ヵ月後の2011年5月頃には、提供しているシステムの状況を把握するために、岩手県宮古市周辺に足を運びました。盛岡駅でレンタカーを借り、1時間30分程、車を走らせた頃、海岸沿いに近くなってきた事もあり、悲惨な状況が連続的に視界に飛び込んで来ました。言葉では表す事ができない程、深刻な状況でした。既に皆様がテレビやウェブサイトでご覧になられ、深く刻まれている感情と同様に衝撃を受けました。
これは、マズイ。その時は業務で現地に行きましたが、何か自分でも行動を起こすべきだと感じ、2011年は2度程、震災ボランティアに参加致しました。震災ボランティアでは、津波で流されたモノを1つ1つ丁寧に仕分けする作業や、地域住民の方々とお話し少しでも寄り添いながら活動を行いました。
今でも忘れない言葉があり、「お兄ちゃん若いのにボランティアで来てくれてありがとう」と声掛けをして下さったお婆ちゃんの姿。被害に遭われているにも関わらず、その様な有難い言葉を掛けて下さった事、感謝しても仕切れない経験でした。
東日本大震災より7年と言う月日が立ちましたが、未だに心の傷は、癒されていないかと存じます。さらに、日本の各地では自然災害により被害に遭われている方が大勢おります。2011年より、何か個人的にも貢献したいと思い、ちょっとした事ですが、震災ごとに募金をさせて頂いておりました。
ただ、それだけでは物足りないと思っていた矢先、今回のチャリティーマッチのお話を伺いました。心底好きな野球を通じて、この度は微力ながらも貢献ができます事、本当に嬉しく感じており、少しでもお役に立てればと思っております。
当日のチャリティーマッチだけではなく、この機会を通じて、東日本大震災やその他震災にて、甚大なる被害が出ている事を、自分なりにも発信し続け、風化されない様、努めてまいる所存でございます。まだまだ、若輩者ではありますが、最大限動いてまいりますので、引き続き宜しく御願い致します。
EMANON B.B.C 戸塚さんの情報はホームページよりご確認ください。
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